子供のころに信じていたこと

 FC2のトラックバックテーマをみてから、なんか信じていたことなかったかなぁと考えていたのだけれども、考えてみるとなかなか出てこない。今日が七夕なのでようやく1つ思い出した。  ちなみに、サンタクロースは最初から信じていなかった。クリスマスになると、サンタクロースはいないからといわれて家族でプレゼントを買いに出かけていた。親に言わせると、子供が自分でプレゼントを選ぶので欲しいものが手に入り合理的だそうだ。あと、親が買ってプレゼントをしているのにサンタクロースにその手柄を奪われないという利点もある。  そんな子供(小学校高学年まで)が信じていたのは、織姫と彦星のこと。小さいころから星に興味があったので、星に織姫と彦星がいるとは思ってもみなかったし、天の川が星の集合だということも知っていたし、星が天の川を渡るように動くわけもないと思っていた。じゃあ、何を信じていたのかというと、七夕のころになると織姫星のベガと彦星のアルタイルが微妙に接近するということ。  思い込みで、地球の公転やよく分からない銀河系の都合により七夕の時期になると2つの星が星1つ分くらい接近し、これに気付いた昔の人が織姫と彦星の話を作ったんだろうという話になっていた。 この星1つ分くらいというのがポイントで、この距離は自分じゃ分からないけれど、昔の人は賢いので気付くと当時の自分が考えていた距離になる。また、星としてそのくらいなら見かけ上動くことがありえるんじゃないかと思えるギリギリの距離でもあった。  自分の中では拙いながらも科学的根拠のある話だったので、そんなことはないと笑われたとき、自分の中では常識が覆るほどの衝撃だった。