カレーライフ

 カレーが好きだ。カレーライスよりもナンやチャパティと一緒に食べるようなインド人が作ったようなカレーが好きだ。自らスパイス買ってしまっい、トマトが嫌いなのにトマトがカレーに入ると知り、困った結果トマトケチャップやトマト入り野菜ジュースで代用しながらもトマト入り風カレーを作るくらいにカレーが好きだ。  で、このカレーライフというのは自分のことじゃなくて本の題名。この本を見つけたときなんてすばらしい題名の本だろうと感動し、本を読んで、またなんてすばらしい本だろうと感動した。カレーってすばらしい食べ物だね。さすがゼロを生み出した国の食べ物だと思う。  本の中身はうっかりカレー屋を目指すことになった主人公が、小さいころ一緒に将来カレー屋をやろうと約束したいとこたちと会いつつもおじいさんの作ってくれたカレーの味を復活させていく話だと思う。いとこのうちの双子のいとこがすばらしくて、一人はアメリカのバーモンド州がバーモンドカレーの本場だと思い込み、バーモンド州に着いてカレーがないことに衝撃を受け、もう一人はカレーのために世界中を放浪する。  この本のすばらしさはそれだけじゃないんだけれども、とりあえず外国に旅行に行きたくなった。